明けましておめでとうございます

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私が車掌・運転士で過ごした乗務区ってかなり古い建物でして、暖房設備は大きめのガスストーブを使っていました。
私が小学生だった40年ちょっと昔とよく似た風景で、大きめのガスストーブの周りに金属製の囲いが置かれていて、ガスストーブへの接触による火傷を防ぐというレトロな情景でした。
小学生のころは給食で出されるコッペパンをストーブにのせて、少し焦げ目がつくくらいに温めてよく食べていました。
ほぼ同じような光景が私が所属していた乗務区でもよく見られました。

 

 

正月の間は乗務員は家からお弁当持参で仕事をしていました。
なにせコンビニなんてまだほとんどなかった時代ですし、スーパーだって昔はお正月はお休みが当たり前でしたから、食料は家から持参が当たり前だったのです。
ちなみに
私が所属していた乗務区の食堂はあくまで食事をとるスペースであり、食事の提供はありませんでした。
普段は申し込めばお弁当を配送してくれるのですが、これもお正月の間は休止だったので家からお弁当の持参が必要だったのです。

 

 

私がまだ車掌だったころ、年配の運転士や車掌の中には本業は農家だという方がそこそこいらっしゃいました。
その年配の方々はお弁当以外にもいろいろなモノを持って会社に来ていました。
多かったのはスルメ(あたりめ)ですね。
会社のガスストーブにスルメをのせてあぶって食べるのですが、お正月から乗務区内はスルメの焼けた香ばしいにおいが充満していました。
スルメなんて食べたら飲みたくなるのでは?って思いますよね。
さすがに勤務時間中は飲まずにスルメだけを食べていましたが、その日の勤務が終わればスルメをあぶって熱燗を楽しむという光景が食堂内でよく見られました。
中には家からお餅を持ってきてストーブにのせて焼いて食べる人もいました。

 

 

乗務区の乗務員の休憩所にはガスストーブが3~4台置かれていたと記憶しています。
年配の運転士や車掌がかたまっているエリアのガスストーブからは良いにおいが漂ってくるのですが、その他のガスストーブで何かを焼いて食べるという光景はなかったですね。
その他のガスストーブのエリアにいる乗務員は、暖かい飲み物を自販機で買ってきて空腹を紛らわすことが多かったです。

私が運転士のベテランの域に達したころには、乗務区の周りにも24時間営業のコンビニや飲食店が多く立ち並ぶようになったので、わざわざガスストーブでスルメや餅を焼くことはなくなっていました。

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