外房線脱線事故は置き石をした10歳の男の子を書類送致

5月8日に起きた外房線の脱線事故は置き石が原因ではないかといわれていましたが、先週19日に10歳の男の子を往来危険の容疑で児童相談所へ書類送致したそうです。
現場付近では複数回置き石があったとそうで、この男の子の供述では置き石を繰り返しているうちに石の数が増えていったらしく、実験で置いたと話しているそうです。

刑法には往来危険罪という罪があり、鉄道への置き石はこの罪で罰せられ2年以上の有期懲役が科されます。

汽車転覆等及び同致死は、現に人がいる汽車又は電車を転覆させ又は破壊した者は無期又は3年以上の懲役に処する、人を死亡させた者は死刑又は無期懲役に処する。

たかが置き石かもしれませんが、置き石を行っただけで懲役2年以上に処されることがあり、置き石によって電車が脱線するなどの被害があれば懲役3年以上、そして電車の脱線などによって死者が出た場合は死刑または無期懲役に処せられる可能性がある、かなりの重罪に分類される犯罪行為なんだと思います。

 

 

線路に石を置いて電車が踏みつぶすときの音や砕け方を見るのが楽しいのかもしれませんが、電車を運転している身からすると置き石は本当に怖い。
一瞬車両が浮き上がるのが分かるし、レールに叩きつけられるように落下するのも分かるし、石を粉砕する時の音もものすごいですからね。
大きめの石なのかかなり硬い石なのかは分かりませんが、石を踏んで浮き上がった後、きちんとレールに戻らずに脱線するんじゃないの?って感じたことも何度もありますからね。

 

 

置き石による脱線といえば、京阪電車の脱線事故を思い出します。
トラフ(ケーブルなどを納めている側溝)のコンクリート製のフタを線路上に置き、乗り上げた車両が脱線して民家に突っ込むという大事故でした。
私は当時高校生でしたが、あの凄まじい事故の映像は今でもよく覚えています。
この事故は中学生のグループが悪戯で線路上にトラフのフタを置いたわけですが、京阪電車にはグループの全員が賠償金を支払っています。
(1人は最高裁まで争いましたが、高裁に差し戻しの上で和解が成立)
中学生だったので刑事裁判は行われていませんが、家裁での少年審判にかけられたのかもしれないですね。

鉄道会社は保険で賄う部分が大きいために、京阪電車の事件でも1人当たり840万円の損害賠償請求でとどまっていますが、保険がなければ桁が変わる金額を請求されたでしょう。
とにかく危険だし、多額の賠償請求に加え刑罰もかなり重いですから、本当に置き石はやめてください。

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