終夜運転は縮小の方向へ向かう?

今年はコロナ禍ということもあり、多くの私鉄で大晦日から元旦にかけての終夜運転を実施しないということを発表しています。

元々この終夜運転は縮小傾向にありましたので、ちょうど良い機会だとばかりに大晦日から元旦にかけての終夜運転は、今後も縮小や中止に向かうような気がします。

私が勤務していた会社での話ですが、終夜運転を実施するにあたって仕業を組みます。

すべてが残業扱いですし、日中の仕業に比べて半分も乗務しません。

なのに残業代は深夜時間帯のために、通常の残業代より50%も上乗せしなきゃいけない。

それに泊まり勤務の人が仮眠時間中に終夜運転の乗務をすることは禁止されていましたから、公休の人や午前出勤の人を前夜から出させるか、午後に勤務が終わった人を残させるかしないと乗務員が確保できません。

※泊まり勤務の仮眠時間中は勤務時間の扱いですので、残業をすることはできないのです。

こういったことを考えていくと、鉄道会社にとってのメリットはあまり無いから縮小傾向になっちゃうのだろうと思います。

 

 

ちなみに駅については残業扱いではなく、仮眠時間中に突発的に従事したときの扱いに準じて、仮眠時間の1.5倍残業したものとして残業代が支払われていました。

仮眠時間が6時間の設定ならば、9時間の残業代が支払われていました。

私が駅勤務の頃は終夜運転なんてなかったのですが、たまたまシフトで大晦日に泊まり勤務が当たっていたとしたら、強制的に終夜運転の勤務にも就かなきゃいけないんですよね。

 

運転指令は日頃から夜間作業があるので一晩中勤務ということも珍しくはないのですが、運転指令以外の助役は普段はふつうに仮眠をとることができます。

でも終夜運転で一晩中列車の運行がされれば、助役もみんな起きていて待機または添乗しなきゃいけない。

 

終夜運転にかかる残業代などの経費を考えると、鉄道会社が終夜運転を縮小したがる理由がお判りになると思います。

 

 

駅長クラスは終夜運転のときって顔を出していることが多いかな。

管理している駅の様子を見に行くだけなんだけど、たしか管理職扱いだから残業代って払われていなかったんじゃないかな。

それに対して乗務区長は終夜運転の時間帯に会社にいることはなかったですね。

乗務区は助役などが多数いますから、乗務区長がいなくても特に問題ないんですよ。

でも昔の乗務区長は乗務区の休憩所に、ミカンや餅にカップラーメンなどの差し入れをたくさん持ってきてた人もいましたね。

終夜運転の乗務が終わってお腹が空いていても、昔は24時間営業のお店がほとんどなかったから差し入れが無いと飢え死にしちゃうんです(笑)

 

 

終夜運転は縮小傾向だし、通常ダイヤでも終電の繰り上げが行われるようだし、夜間時間帯の運転は今後どんどん減っていくのかもしれないですね。

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