放火は防ぎようがない卑劣な犯罪

昨日京都市伏見区の京都アニメーションというアニメ制作会社が放火されて、多数の方がお亡くなりになるという痛ましい事件がありました。

私はアニメって全く興味がなく詳しくはありませんが、それでも「涼宮ハルヒ」とか「けいおん」っていうのは聞いたことがありますから、有名な作品を送り出していた会社なのでしょうね。

恨みなのかは知りませんが、だからといって可燃性の液体(ガソリンのようですね)をまいて火をつけるって卑劣としか言いようがありません。

そういえば2015年には新幹線の車内でガソリンをまいて焼身自殺を図り、他の乗客の死傷者を発生させた事件もありました。

火をつける道具は安価で誰でも入手できるだけに、火を放つという犯罪は防ぎようがない卑劣な行為です。

実は私も乗務中に車内に火をつけられたことがあります。

あれは夜8時頃だったと記憶しています。

その数日前に線路際の民家やお店などを焼くやや規模が大きい火災がありました。

この火事は不審火などではなく失火が原因だったと聞いていますが。

あたり一面真っ黒に焼け焦げた建物の残骸が広がっており、ひどい火事だったんだなぁと思いながらその横を運転していました。

その日の最初にその横を通過したときは気にならなかったのですが、2回目に火災現場横を通過した時に焦げ臭いようなニオイを感じました。

数日経っていてもやっぱり匂うのだなぁって思いました。

駅が近付きブレーキをかけ始めた時に、乗務員室と客室を仕切っている仕切り扉をかなりきつく叩く音がしました。

取りあえずは駅の止めようと減速を続けていったのですが、その間もずっと叩き続けています。

駅に止めて仕切り扉を開けると、客室内は焦げ臭いニオイが充満しています。

私はその時に何が起こったのか分からず、ただ思ったのは、先ほどの火災現場横を通過した時と同じニオイだということだけでした。

お客さん数人が私に

「そこのシートを100円ライターで火をつけよった!」

もうねぇ、頭から血の気が引いていきましたよ。

ただシートは表面の生地に火がついたものの、よく見ないと分からないくらいにしか焦げてはいませんでした。

そして火をつけた“犯人”は走ってこの駅で降りていき、数人のお客さんが追いかけていきました。

またこの駅の改札口は車掌の目の前にあったので、異変に気付いた車掌と駅員が他のお客さんと一緒に改札外まで追いかけていきました。

私はその間に列車無線で指令に報告。

「旅客に100円ライターでシートに火をつけられました!」

と報告すると、もう運転指令がテンパっちゃってとてもまともに報告なんてできない状態に。

結局犯人は逃げてしまい、その後車両も交換の措置が取られました。

シート表面をうっすらと焼いただけで助かりましたが、これ車内吊りに火を放たれていたら大変なことになっていただろうなって、今思うだけでぞっとします。

火を放つ行為だけは防ぎようがなく、本当に卑劣な犯罪だと思います。