複数の駅を担当するので運賃を覚えるのが大変でした

私が駅勤務をしていた1981年から1983年ころは、乗越精算などはすべて改札口の駅員が計算して行っていました。

ターミナル駅など一部の駅では精算所が設けられていましたが、そちらでは駅員が計算したうえで出場証を発行していました。

今はきっぷや磁気定期券は精算機に投入して精算金額を投入し、出場証を機械から受け取って自動改札から出場。

ICカードだとそもそも精算するという概念なんてなく、自動改札にタッチして出場するのが当然いなっていますよね。

 

私が入社したころの初乗り運賃は80円でした。

定期券での乗越精算が大半で、そのほとんどは初乗り運賃の収受で終わるケースだった気がします。

きっぷや回数券でもたまに乗越精算していたかなという程度でした。

乗越精算の場合は定期券やきっぷの券面を確認して精算金額を出すのですが、違う駅で勤務していると精算金額に戸惑ってしまうことも多かったですね。

私鉄では管区制を敷いている会社がほとんどで、駅長所在駅を管理駅としてその下にいくつかの駅を束ねており、私が所属していた管区は管理駅と8つの駅からなる管区。

定期券での乗越(別途乗車)でA駅から運賃はその日の勤務駅にって当然違い、80円のこともあれば110円のこともあり、結構頭の切り替えが大変でした。

 

それ以上に大変だったのが、臨時きっぷ売り場を担当するとき。

今のシーズンならば大学の最寄り駅でのきっぷ販売、お正月や十日えびすの時は神社最寄りの駅でのきっぷ販売など、この当時は多くの駅で臨時きっぷ売り場を設けてはきっぷを手売りしていましたからね。

そういえば最近は駅員が手売りする臨時のきっぷ売り場(臨時出札)ってほとんど見かけないですね。

それだけICカードが普及しているということでしょうか。

 

どの駅できっぷを手売りするにしても、最も売れる区間は大阪市内のターミナル駅までのきっぷ。

駅によって微妙に料金が違ったりするわけで、最初の数枚を販売するまではなんだか落ち着かない。

30分もすれば主な駅までの料金は頭に入るというか思い出すのですが、翌日違う駅での勤務となるとまた頭の中をリセットしなきゃいけないわけで、その切り替えが意外と大変でした。

特に臨時きっぷ売り場を担当し、その2つ隣の駅で翌日も臨時きっぷ売り場での手売り(出札)を担当するケースがあったのですが、最も販売枚数が多い駅までの運賃が同じだったので混乱しちゃうのです。

A駅からもB駅からもターミナル駅までの料金は180円だけど、その次によく売れる駅までの運賃が160円と180円と違う場合に間違っちゃうのです。

「行きしより高いんとちゃうか!」

なんて怒られて気付くこともしばしば。

一つの駅固定で勤務できればよいのですが、私の場合は管区内9つの駅を日替わりで担当していましたから、勤務に就くと

「今日は○○駅までが○○円」

みたいに毎回ぶつぶつ言っていた気がします。

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