大阪北部の地震-2

大阪モノレールは一部区間だけ運転再開

6月18日(月)に起きた大阪北部での地震の影響で、現在も大阪モノレールは一部の区間しか運転を再開できていません。

ホームページなどには運転区間のことや振替・代替輸送のことが詳しく書かれていますが、ホームページなど見ない人って多いはずです。

駅に行ってから運転状況をはじめて知り、駅員に食って掛かる人って少なからずいるでしょうね。

また運転している区間の駅から乗車するから特に気にすることなく乗っていたのに、車内の放送で先の区間は運転していないことに腹を立てて、車掌や運転士に文句を言ってくる人も意外と多いのです。

運転していないことは事実ですから、駅員も乗務員もとりあえずは謝ります。

でもいつ再開するのかといったことを聞かれても、現場の人間は情報を得ていないことが多いので返事のしようがなかったりします。

運転再開見込み時間は積極的に公表してほしい

最近ようやく人身事故で運転ストップした際の、運転再開見込みの時間を運転指令が駅や乗務員へ知らせるようになってきました。

もちろんあくまで見込みですから、見込時間より早く再開することもあれば、逆に長引くことだってあるわけです。

でも見込みとは言え運転再開の時間が分かるようになってからは、その時間を伝えることでお客さんから噛みつかれる割合は減ってきているようです。

やはりある程度運転再開の時間が分かれば、仕方なくだとしてもその時間に合わせたスケジュールを立てて行動しようとしますからね。

今回の地震では運転再開に時間がかかりすぎ!

しかし、今回の地震では運転再開までの時間がかかりすぎていますよね。

私鉄は地震当日の夕方から夜にかけて再開したものの、JRは一部路線では当日中の運転再開ができませんでした。

しかも翌日の夕方になってもJRの京阪神の各路線でダイヤの大幅な乱れが続いたことはどうなんだろうって思います。

最大震度6弱でお亡くなりになった方もおられましたが、地震自体の規模からいうとちょっとマズいのではないのかなって思ってしまいますね。

駅間途中に停車してしまった列車を、まずは最徐行で駅の近くまで運転することができればかなり状況は違っていたはず。

特に震度4~5弱以下の地域で停車した列車ならば最徐行で運転しても支障がなかったのではと思います。

運転士一人に任せるのが問題というならば、車掌を横に添乗させて2人の目で確認しながら最徐行で駅に少しでも近付けられれば、全く違った展開になっていたのではと思います。

 

ちなみに大規模地震発生時における首都圏鉄道の運転再開のあり方に関する協議会報告書には

3.5 地震発生時における列車の停止及び運転規制に係る実施基準地震発生時における列車の停止、運転規制に係る実施基準の代表的な例を次に示す。
【事例1】
強い地震(震度4以上)を計測したときは、指令は全列車を一旦停止させる。震度4の場合、指令の指示により 55km/h 以下で次駅又は先行列車が停止していた位置まで注意運転し、安全が確認できれば通常の速度で運転する。震度5弱の場合、指令の指示により 25km/h 以下で次駅又は先行列車が停止していた位置まで注意運転し、安全が確認できれば通常の速度で運転する。震度5強以上の場合、保守係員が要注意箇所について点検を行い、安全が確認できるまで運転を中止する。

と書かれていますから、運転指令が列車1本ずつに対して

「停車した地域は震度4程度だったので最徐行で運転してください」

というように指示しても問題はなかったんじゃないのかなと。

 

運転再開前の徒歩巡回による目視点検も必要だとは思いますが、それこそドローンを使って点検できる場所はドローンを活用し、どうしても人の目と手による点検が必要な個所に絞って目視点検するなど、改善できそうな余地はかなりあると思います。

 

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