難儀な清掃員

掃除は清掃業者が行っていました

私が勤めていた鉄道会社では、ホームをはじめ駅構内やトイレなどは清掃員が掃除をしていました。

それもなぜだか分かりませんが、トイレとそれ以外の掃除で清掃業者を使い分けていました。

あくまで私が駅勤務をしていた30数年前の話で、今とはかなり事情が違います。

ホームや駅構内の掃除を担当する清掃員は列車内の掃除(ゲロ、八百屋)も担当していましたし泊まり勤務もあったのですが、トイレを担当している清掃員は駅のトイレのみでしかも日勤。

待遇的(給料)にもトイレを担当する清掃員の方が良かったように記憶しています。

駅の清掃が完了すると、駅務室内に置いてある台帳に掃除をした日時と清掃員のハンコを押すことになっていました。

この台帳も駅構内とトイレで別になっていました。

掃除ができたかどうかを駅員がチェックに行くこともなく、あくまで清掃員の自己申告に基づくものでした。

トイレ内に汚物があちこちに置かれ・・・

ある日改札で立ち番をしていると

「トイレが水浸しで汚物が散らかっている!」

とお客さんに指摘されたのでトイレを覗きに行ってみると、本当に汚物があちこちに置かれています。

そのまま放置するわけにもいかず、この日ペアを組んでいた超ベテラン駅員と一緒に後片付けをしました。

この時点では誰がトイレ内のあちこちに汚物を置き、さらに水浸しにさせたのかは分かりません。

取りあえず駅長所在駅へ電話連絡したのですが、他の駅でも同様のことが起きていることを知らされました。

清掃員が汚していた

後日この駅で立ち番をしていると

「あの、おトイレを使いたいのですけどダメだって言われて・・・」

10歳にもならない女の子が泣きそうな顔で改札へやってきました。

この駅のトイレはホーム上にあり、駅員が見に行くことはほとんどありませんでした。

とりあえず女の子には駅務室内の職員用トイレを使ってもらい、ホーム上のトイレへ行ってみると60歳は軽く超えている女性の清掃員が、ホースでトイレ内を水浸しにしています。

「今は掃除していて、汚い水がかかるから入るなって言っただけ!」

逆ギレ状態で私の方へホースの水を飛ばしてきます。

すぐ駅長所在駅へ連絡し首席助役がやってきたのですが、さっきまではなかった汚物がトイレ内のあちこちに置かれていました。

また私は汚物処理です。

さすがに酷すぎるということで、清掃業者へ連絡して対処するように依頼。

清掃業者の方でこの女性清掃員に話を聞いたところ、なぜトイレ掃除なんかしなきゃいけないんだとムシャクシャしてやったと認めたそうです。

当然解雇となったようですが、これ以降は当該駅の駅員だけではなく助役や首席助役が巡回の際にチェックするように改まったのでした。

 

 

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