検査などは抜き打ちでは行われないし行程も前もって決まっているし
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検査などは抜き打ちでは行われないし行程も前もって決まっているし

大阪王将の仙台中田店の不衛生な状態での営業が話題になっています。

当初はネット上での話題で終わるのかなと思っていたけど、一部のテレビニュースでも取り上げられたり保健所の検査が入るなど、飲食店の裏の部分が暴かれたような気がしました。

一部では保健所の定期的な検査に問題があったのではないかとか、今回の騒動を受けた後も店側に検査に入る旨を連絡するなど、抜き打ち検査ではなかったことも問題視されています。

 

鉄道でも会社の上層部による監査(検査)のほか、国交省鉄道局による監査も定期的に行われますが、必ず事前に通知があります。

ちょっと大きめのミスを犯した場合の国交省の監査(特別監査など)だって事前に通告があります。

消防署による検査だって必ず事前通告がありますので、監査や検査当日はまずは乗務区内のキャビネットに入っている大量の資料のお片付けに始まって、机の上に無造作に積まれた書類の整理、最後には乗務区内の大掃除までを、普段は絶対に掃除なんてしない助役や首席助役が動き回って対策を講じます。

私がいた乗務区では、視察団が添乗してくる列車を担当する乗務員には出勤当日に通告がありました。

国交省の監査だけではなく、本社上層部の監査でも。

粗相のないように気を付けてくれって感じでね。

別の乗務区では視察団が移動する行程に沿って、前日の夜から「仕業表」のようなものを作り、添乗してくる列車を担当する乗務員のほか、行程が前後した場合に備えてズレた場合の「仕業表」まで作り、関係乗務員に配っていたなんて話を聞いたことがあります。

 

そういえば昔、私が所属していた乗務区でかなり大きめのミスがあり、国交大臣が急遽直々に視察に来るなんてこともありましたが、前日の夜に連絡があったので大掃除のほか、大臣に質問された時用の想定問答集まで用意していましたからね。

それでも私がいた乗務区では「仕業表」は作られず、通常の監査と同じように口頭での通告にとどまりました。

 

私は3~4回は国交省の視察団に添乗されたことがありますが、お役人の人たちって乗務員に何かを話しかけることはありません。

ただし国交省の視察団の「お世話役」みたいな本社の人間はマジで鬱陶しかったですけどね。

お役人には「ヨイショ」の連続で、乗務員に対しては「喚呼が遅い」とか「運転姿勢に気を付けるように」なんて話すことで、いかにも自分たちは日頃から乗務員に対してキチンと指示監督していますってアピールするのですからね。

 

監査の際の話は他にもいろいろとあるので、また小出しにしていきます。

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