降り始めと土砂降り

大雨

西日本を中心に広い範囲で警報が出される状態となっています。

大雨による被害は出ていないでしょうか。

それも明日・明後日とまだ降り続くような予報が出されています。

くれぐれも用心には用心を重ねてお過ごしください。

雨の降り始め

鉄道は車輪もレールも鉄でできており(厳密には合金だと思うけど)、普段は車両の重みもあって特に問題なく走行します。

ところがレールや車輪に水や油が付いてしまうと、摩擦力が低下することで空転します。

雨の場合には特に降り始めの時に空転が頻発します。

これはレールなどに付着した油が浮いてくることによって、極端に摩擦係数が下がってしまうことで起こるわけです。

土砂降り

雨が土砂降りになってくると、レール踏面に浮いた油が流されてしまうことで降り始めの時より空転がマシになります。

さすがに晴天時のように一気にノッチを入れれば空転しますが、刻みノッチでゆっくり入れていけば意外に普通に走ってくれます。

1日中降り続く今日のような雨のばあい、本当に拍子抜けするくらい普通に走ってくれるのですよ。

 

ブレーキに関しても同じようなことが言えます。

雨が降り始めの時は滑走しやすく、土砂降りになってくると意外と素直にブレーキが効くのです。

ただブレーキに関してはこの法則に当てはまらない車両もたくさんあって、そういった要注意の車両は運転台周りに“雨天時注意”とか“雨激甘”なんて落書きされてましたよ。

雨がなじむ?

でも運転士をしていたころは、雨の降り始めは空転がひどいもののある程度雨が降ってくれれば、レールや車輪に雨がなじんでくれて空転しなくなるという言い方をする人が多かったです。

水が鉄になじむなんてことは考えられないのですけど、そうした言い方が少し前までは残っていました。

 

 

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