利用者は知っていた、時刻表に載っていない乗車できる列車
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利用者は知っていた、時刻表に載っていない乗車できる列車

何気にYahoo!ニュースを見ていると、時刻表に載っていない列車という記事が出ていました。

通過列車は「当駅発車時刻表」には載らないなんてことも書かれた記事で、他には貨物列車、回送列車、試運転列車、検測車、工臨、配給、排雪、訓練列車などのことが書かれていました。

その駅から乗車することができる列車の時刻を書いたものが、駅に掲示されている時刻表ですから当然のことなのですが、鉄道趣味の人たちにとってはそれらの掲載されていない列車の時刻の方が気になりますよね。

ところが私がいた会社では、駅の時刻表にも掲載されることがない営業列車が走っていました。

支線を走る列車なのですが、沿線の学校の下校時間に合わせて運転される列車で、テストなどで早く学校が終わる日もその時間に合わせて運転されており、該当する学校へ通っている生徒は当たり前のように乗車していました。

そのかわり夏休みや冬休みといった長期の休暇期間中は設定されておらず、部活帰りの生徒で集中すると定期列車が超満員になることも多かったです。

 

扱いは臨時列車で、乗務員の定期の仕業・行路表には入っていません。

ただしダイヤにはしっかり書かれていて、列車番号は臨時列車の数字ではなく定期列車に続く番号が割り振られていました。

ほぼ定期運転の臨時列車ですから、運転関係の達示などに記載されるのは沿線学校休校のために運転休止という情報のみ。

でもテスト期間中など通常とは異なる時間に運転の時は、運転時間変更の通達が出ていたような気がします。

その臨時列車を担当する乗務員は残業として乗務していて、たしか3日前くらいに乗務する乗務員が決まっていたように思います。

そして運転を予定していたけど気象警報などで学校が休校となった場合は運転取消となり、当日担当予定だった乗務員に通告されます。

乗務員が出勤してから運転取消が決定されることもあるのですが、そこは出勤はしているのだからとある程度の残業時間は付けていましたけど。

今でも運転していると思っていたのですが、最近はその手の臨時列車の設定もほとんどないらしくて、ダイヤにも書かれていないようです。

 

今は駅のホームに列車種別、行き先、時刻などを表示する「発車標」が広く整備されていますから、もしも今これらの臨時列車が運転される際には直前には分かるでしょうね。

ほぼ毎日同じ時間に運転される臨時列車でしたが、たまに運転時間が変更になったり、休暇中は運転されないこともあって、駅の時刻表にも携帯時刻表(ポケット時刻表)にも一切掲載されていない列車の話でした。

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