一定時間停車すると時間に関係なく信号現示される出発信号機
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一定時間停車すると時間に関係なく信号現示される出発信号機

出発信号機は停車場から出発する路線に設置されるもので、進行を指示する信号現示は任意のタイミングでできます。

閉塞信号機は列車の存在位置によって現示が変わり、任意ではコントロールできません。

それに対して出発信号機や場内信号機などの絶対信号機は、集中制御装置のほか信号所や運転指令などから〝てこ〟の操作によって現示を制御できます。

出発時間ピッタリに出発信号機を現示させると、実際に列車が出発する際には必ず遅れてしまいます。

信号の現示状態を確認してスタフと時計で出発時間を確認、乗降状態を確認してドアを閉めるという作業が必要ですから、出発時間ちょうどに出発信号機を現示させることはありません。

会社によって出発信号機の現示のタイミングは異なっており、遅い会社では20秒前くらい、早ければ数分前には現示しています。

 

これが一般的な出発信号機の説明になるのですが、中にはちょっと違う出発信号機もありました。

通過列車に対しては普通の出発信号機と同じように、数分前に進行を指示する現示を出します。

ところが停車列車に対しては必ずR(赤)信号を現示しており、駅に停車後10秒か15秒ほど経過すると進行を指示する現示を出します。

早着した場合でも所定の出発時間には関係なく進行現示を行います。

遅れて到着してもある程度の時間が経過しないと進行現示はされません。

駅に停車して一定時間が経過すると信号現示するという時素を設けているのです。

時素とは簡単に言えばタイマーですね。

列車の最後部が駅に収まり一定の速度以下になってから何秒後という時素を設定していたのです。

ブレーキを緩めにかけてゆっくりと停車されば5秒ほどで信号現示されますが、かなり距離を詰めて停車させると10秒以上経過しないと信号現示されません。

事故や故障などでダイヤが大幅に乱れていて、少しでも遅れを回復させようと必死になって突っ込んで停車させたのに、一定時間経過しないと信号現示されない出発信号機はイライラのもとになっていました(笑)

車掌のときには、運転士によってこれだけブレーキの掛け方が違うのだという指標の一つにもしていましたけどね。

今はATSもかなり変わり、新しいものに更新されているようですから、このような時素で制限を掛けているような出発信号機はおそらく無くなっているとは思います。

 

他にはなぜ出発信号機としているのかが良く分からないものもありました。

その出発信号機は列車の出発時刻は関係なく、列車の走行位置に応じて現示が変わる閉塞信号機と同じように扱われていました。

なのでいつその駅に到着しても出発信号機はG(青)現示。

それこそ早着したって必ずG現示でしたから。

その駅には分岐器(ポイント)もないし、特に列車に対してなんらかの制限を掛ける必要もないし。

運転士になって数年経ったころに突如、閉塞信号機に変更しますという通達を受けて変えられました。

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