振替輸送

私が駅勤務だったころは、振替輸送なんて年に数回行うかどうかというほど数少ないものでした。

人身事故で振替輸送なんて昔はやってなかったですしね。

今と違って人身事故が発生しても長時間運行を抑止することがありませんでしたから。

人身事故で運転抑止が長引く原因

この振替輸送ですが、関西では今年3月のJR西日本のダイヤ改正に合わせて振替乗車票の配布が中止されます。(バスへの振替の場合は配布します)

関東ではすでに実施されている方法を関西でも取り入れるということです。

この振替輸送ですが、運転指令が今後の運行状況を勘案して他社へ要請する形になっています。

要請をして相手の社局が振替輸送を受諾してはじめて振替輸送が実施されます。

実際には各社局の本社など事務方が、他社局の事務方へお願いする形なのですけども。

事故などによって不通区間が発生したり、運転再開までに時間を要すると判断した場合に振替輸送を要請するのですが、他社局が受諾して準備までに時間が必要ですから、大半のケースで事故発生後30分近く経たないと振替輸送って開始されません。

 

振替輸送の時に手にする振替乗車票ですが、あれってなぜ必要なのかご存知ですか?

振替乗車票によって振替輸送を行った社局が、要請してきた社局に対して料金を請求する際に必要なのです。

例えばJR西日本が事故で運転抑止となり阪神電車へ振替輸送を依頼した場合ですが、梅田(大阪)~神戸三宮(三ノ宮)間はJRは普通運賃410円のところ阪神電車は320円です。

振替輸送の際は普通運賃の半額を請求することになっているので、阪神電車はJR西日本に対して振替乗車票1枚当たり160円を請求します。

逆に阪神電車が事故で不通になりJR西日本へ振替輸送を要請した場合には、阪神電車はJR西日本に対して振替乗車票1枚当たり205円を支払う必要が出てくるのです。

 

実際には振替乗車票を1枚1枚数えるといった作業をしているとは思えないので、影響が出た人員は約何名だから・・・みたいな概算で請求するのじゃないのかなと。

だから関西でも振替乗車票を配布することを辞めようという動きにつながったのかなって思います。

それに振替乗車票を配布するのは振替輸送を要請した会社側の係員ですので、振替乗車票を用意して係員を振替輸送を依頼した社局の駅へ配置するのにも時間がかかります。

できるだけ早く振替輸送を実施して混乱を避けるという意味もあって、振替乗車票の配布を辞めるのかなとも思っております。

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