人身事故の被害者がある病気に感染していた結果・・・
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人身事故の被害者がある病気に感染していた結果・・・

新型コロナウイルスによって、人の動きが相当鈍っていますね。
一昨日用事があって久しぶりに新快速に乗車したのですが、あのいつも混んでいる車内はウソのようにガラ空き。
行きは座席の6割くらいが埋まってた程度。
帰りはさらに空いていて5割も座席が埋まっていない惨状です。
電車って密閉空間でもありますから、感染しやすい状況であるのは確かです。
でもこれだけ空いているのならば、マスクをしてうがいや手洗いを念入りに行えば大丈夫かもって思ってしまいました。

 

しかし相手がどのような病気にかかっているか、それも細菌やウイルス性の病気となるとやっぱり怖いですよね。
昔こんなことがあったのを思い出しました。

ある駅で入駅してきた列車にホームから男性が飛び込みました。
すべての列車が停車する駅だったことと、すでに停車目標に止めるべくブレーキを入れていた状態だったので、飛び込まれたときは40km/hも出ていなかったはずです。
その男性は腕か足を切断という被害を被ることになったのですが、意識もはっきりしていて命に別状はないという状態でした。
担当していた運転士や駅の係員が軌道内からホーム上にその被害者を上げて、あとは救急隊に任せて一件落着のはずでした。
ところがその日の夜に病院だったか保健所だったかは分かりませんが、とにかく会社にある連絡がありました。

「今日の被害者を検査した結果、B型肝炎に感染していることが分かりました。」

B型肝炎っていうのはB型肝炎ウイルスというウイルスによって感染するのですが

B型肝炎ウイルスは、出血などで体外に出た血液が乾燥した後でも、すぐに感染性を失うわけではなく、体外で少なくとも1週間は感染性を保つとされているため注意が必要です。
7.職場における感染リスク|02.肝炎検査の陽性者がいたら?|健康経営のためのウイルス肝炎対策
「健康経営のためのウイルス肝炎対策」〜従業員をウイルス肝炎でなくさないために〜

ホームや起動内を水で軽く流した程度だったのですが、マスクや手袋などをしてブラシで念入りに洗い流す作業を駅係員が緊急で行うことに。
それだけではなく
被害者に触れた駅係員や運転士がB型肝炎に感染していないか急遽検査することに。

 

事故翌日に全員有給休暇を取得して総合病院で検査しましたが、幸いなことに駅係員も運転士も感染はしていませんでした。

実はそれまでは人身事故の際には素手で作業を行っていたのですが、さすがにヤバイってことになって、列車の備品として手術などにも用いる薄い手袋を搭載するようになりました。
※事故のあと現場に駆け付ける係員はゴム手袋を昔から使っていましたが、乗務員や駅係員など最初に事故現場へ赴く係員はすべて素手で処理をしていました。

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