春は黄砂で窓が信じられないほど汚れます

春、暖かくなってくると、車両全体が黄色い汚れに包まれます。
関東の方ではあまり起こらないような気がしますが、西日本では毎年春になると起こるのです。
原因は黄砂。
中国の内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原などから偏西風に乗って日本に飛来します。
冬は雪に覆われて黄砂が舞い上がらないほか、夏は雨によって舞い上がりににくくなるらしく、けっきょく春に飛来する量が極端に多いようです。
黄砂が飛んできて車両に付着し、その後雨によって流されるどころか車体に固着するイメージですね。
特に運転席の前方の窓ガラスに付着し雨で固着すると、ほぼ前方注視が不可能になるほど前が見えなくなります。

 

 

出庫のために車庫へ行くと、うまい具合に他の車両の陰になるように留置されていた車両は比較的汚れは少ないのですが、留置箇所によっては黄砂をモロにかぶってしまうようで、車両全体が真っ黄色になっているものも。
ふだんはハンスコ(手歯止め)の油汚れが気になるのに、それ以上に黄砂による汚れのほうが気になります。
グラブハンドル(私が勤務していた会社ではこう呼んでいました。乗務員室ドアの両サイドについている握り棒)を持った途端に手袋は黄砂の汚れが。
手袋が汚れたまま運転するのは個人的に嫌だったので、私はいつも乗務用カバンの中に予備の手袋を入れていましたが、気にせず汚れたまま運転する人もいれば、グラブハンドルを握るときには手袋を取るという人もいたかな。
ただグラブハンドルの汚れは黄砂に加えて油や排ガス(?)など複合の汚れですので、手袋の汚れを落とすのは洗濯機では無理で、手袋をしたまま会社の洗面台に設置されている手洗い用の液体の石鹸を付けて、手を洗うようにゴシゴシとこすらなければ落ちません。

 

 

乗務員室に入って前方の視界をチェックして、これは前が見えないと判断すれば車庫の係員(信号所)を通じて窓の清掃を依頼します。
車庫内で窓掃除するにしても軌道上からでは窓の位置が高すぎますし、水道が設置されている留置線もあまりありません。
なので出庫してからホーム上での対応になります。
バケツと柄が付いたブラシを持った乗務区の係員(助役以上)に掃除してもらいます。

電車の先頭部の窓ガラスなんて黄砂以外にも、さまざまなものによって油汚れもひどい状態です。たとえば虫が当たって油分が広がっているとか。
このような汚れには台所用の洗剤がベストです。
何せ油汚れにも強いですからね。
私がい在籍していた会社では、業務用の大きなボトルに入った黄色い“ママレモン”っていう洗剤で落としていました。

でも窓が乾いていない状態で走行しますから、日によってはまたすぐに黄色く汚れることもありましたけどね。

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