仕業表(行路表)にある便乗とは

乗務員の毎日の仕事は仕業表(行路表)によって決められています。
その中には“便乗”という仕業も少なからず含まれています。
乗務区であったり休憩する駅で交代する場合には歩いてホームへ向かったり、逆にホームから乗務区や休憩所に歩いて向かいます。
ただ歩いて向かうことができない場合には便乗という指示が仕業表に書かれています。

会社ごとに考え方が違いますし、同じ会社であっても乗務区ごとに違いはあるのですが、例えば出勤点呼などを取る乗務区とその日担当する路線が離れているケース。
当然ですが乗務区最寄駅から〇時〇分の電車に乗車(便乗)して、その日担当する路線へ向かうことになります。
昔は当たり前のように運転台に“添乗”して現場へ向かっていたのですが、最近は客室に乗車して向かっていると思います。
※私が在籍していた乗務区の話で、添乗規程を遵守するようにとうるさくなったため
そして便乗して目的の駅の休憩所等に到着すれば、乗務区に到着の報告を電話で行うようになっていました。
たまに便乗の電車に乗り遅れる乗務員が。。。

 

 

私が所属していた乗務区は車庫も近かったので徒歩で出庫へ向かっていましたが、乗務区から遠いだけではなく駅からも離れている車庫の場合には、マイクロバス送迎という便乗や出入庫する電車に便乗するというケースもあるようです。
入庫列車にお客さんが乗ったままの時って一般的にはどうするんだろう?
私が所属していた乗務区の場合は駅にも近かったから、車庫から外へ出して駅への道順を案内していたけど。

こんなことを書いていたら思い出したけど、私の旧友が学生時代に、乗車していた特急列車が上野駅に着いたことに気付かないほど爆睡していてそのまま車庫(尾久かな?)へ。
清掃員に起こされて車庫から追い出されたって言っていたな。
国鉄時代の話ですが。

 

 

私が所属していた乗務区では、この便乗の仕業を好む乗務員が多かったです。
仕業の途中に便乗があるのではなく、出勤して最初に便乗を行う仕業かその仕業の最後が便乗となっているものに限ってですが。

乗務区から便乗でA駅へ向かう仕業とします。
この時にA駅に近い乗務員は乗務区へは寄らずに直接A駅へ向かうのです。
便乗でA駅へ到着する時間に合わせて向かうわけです。
自宅がA駅の近くならば、本来乗務区へ出勤しなければいけない時間にまだ自宅にいたりするんです。
逆にA駅で乗務が終わって便乗で乗務区へ戻る仕業の場合、A駅から直帰しちゃうのです。
たまに寝坊などでA駅へ現れない乗務員がいて、仕方がなく助役などが乗務することもありましたけどね。

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