クマとぶつかっても故障しなかった?動物との接触は思わぬ被害を起こす
広告が表示されます

クマとぶつかっても故障しなかった?動物との接触は思わぬ被害を起こす

このブログも開設して4年半が過ぎ、そろそろ書くことが無くなるかもと思っているのですがいまだに

「そういえばこんな事があったけど書いていないかも」

過去の記事をざっと見返してみてもやっぱり書いていないってことが意外と多いものです。

 

北陸新幹線がクマと衝突し一時停車…30分遅れ、350人に影響

北陸新幹線がクマと衝突し一時停車…30分遅れ、350人に影響
【読売新聞】 8日午後2時30分頃、長野県軽井沢町のJR北陸新幹線軽井沢―佐久平駅間で、東京発金沢行きはくたか565号(12両編成)がクマをはね、緊急停止した。JR東日本によると、車両点検後に運行を再開したが、約30分の遅れが生じ、

動物との接触に関しては以前も書いているのですが、やっぱり書き忘れていることが。

 

しかしクマとぶつかっても新幹線って走行は続行できたのですね。

もちろんどのくらいの速度でぶつかったかにもよりますが、新聞記事によるとクマは死んだと書かれていますからそこそこの速度は出ていたのでしょう。

他社線でしたが、乗車中にイノシシとぶつかって空気管の活栓を飛ばして走行不能になり他車推進を行った経験がありますが、あの時の速度は100km/hも出てなかった記憶があるので、新幹線って頑丈なんだと感心した次第です。

 

 

私が運転中にぶつかった動物ってハト、スズメ、サギ(アオサギかな?)、カラス、犬、猫などですが車両故障となったケースはありませんでした。

犬と接触した時に軌道のバラスを跳ね上げて、車両の床面と軌道との間をバウンドしながら編成の後方まで飛ばしたことが一度だけあり、その時は多数の乗客から異音がしたと苦情が寄せられたようでした。

 

他の運転士でしたが、犬と接触したときに同じようにバラスを跳ね上げた。

私の時は車両の床面と軌道との間をバウンドしていったのですが、この時は大きく跳ね飛ばした。

すると運悪く沿線沿いの工場の壁にそのバラスがぶつかり、数個の穴が開いた。

工場でしたので壁には波板が使われていたのですが、すぐ会社に電話があり見に行くとどこからどう見ても軌道に使われているバラスに間違いない。

穴が空いた時間からその時に通過した列車はすぐに分かるので運転士に聞いたところ、その場所のあたりで犬と接触したと。

 

その時間が朝の8時過ぎという超ラッシュの時間帯。

会社としては犬と接触しそうなときは軽くでいいからブレーキを掛けてくれと全運転士に指導したのですが

「朝の超満員の時間帯に通常ではブレーキを掛けない場所で、犬がいるからといってブレーキなんか掛けられるか!」

とかなりの論争になったのですよ。

 

通勤通学の時間帯に毎日のように同じ時間の電車を利用している方ならば分かると思いますが、だいたいこの辺りでブレーキが掛かってカーブに差し掛かって少し揺れて、っていう感じで走行のパターンって身に付いていませんか?

もちろん人が立ち入っているとか、自動車が立ち往生しているとかならば躊躇なく非常ブレーキを入れますが、犬など小動物がいるからといってブレーキは掛けにくい。

超満員の電車の場合はできるだけブレーキやノッチ操作のパターンを変えたくないんですよ。

もちろんクマならば非常ブレーキを入れるでしょうけど。

私が運転していた電車がクマに勝てるとは思えませんからね。

 

※2021年5月10日に投稿したはずが、なぜだか処理できずに下書き状態で残っていました。5月11日にそれに気づいて投稿しなおしました。

Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロッカーが検出されました

ブラウザのアドオンやブラウザに内蔵されているアドブロック機能により広告ブロックが行われていることを検出しました。 弊ブログは広告収入により運営されており収入が減少するとブログの運営継続が非常に困難になります。 この表示は広告ブロック機能の無効化やホワイトリストへの追加を行った上で更新を行うことで消すことができます。 または広告ブロック機能のないブラウザで閲覧ください。 ご協力のほどよろしくお願いいたします。
タイトルとURLをコピーしました