即位祝賀パレード「祝賀御列の儀」を見て思い出したこと

土曜日は国民祭典、そして昨日は即位祝賀パレード「祝賀御列の儀」と天皇皇后両陛下の即位に関する式典が続きました。
特に昨日の即位祝賀パレードでは警察官26000人態勢で警備で臨むなど、裏方の人たちの大変さも伝わってきました。
オープンカーにご乗車されているのですから、そりゃ警備が完全でないと大変な事態を招いてしまいますからね。
無事に終わって何よりといったところでしょうか。

昨日のパレードをテレビで見ていて、まだ駅勤務だったころのことを思い出しました。
昭和天皇・皇后だったか皇太子殿下・妃殿下(現在の上皇・上皇后)だったかは忘れましたが、皇室の方々が関西へ来られた時の話です。
どこへおいでになられたのかは記憶していませんが、とにかく皇室の方々が乗られた車列がお通りになられるという話が聞こえてきました。
おそらくですが、皇室の方々が乗られた車列は何時何分にどこを通過する、なんて情報は伝えられていなかったと思います。
でも漠然とした話の中で、おそらくここは通過するだろうという憶測はできますよね。
その憶測の中に、ひょっとしたら私が勤務していた鉄道のガード下を通過するのではないか。
皇室の方々が通過する際に、頭上をけたたましい騒音と振動で通過していく列車があったら失礼になるのではないか。
そういった話が本社をはじめ現場の事務方の間から出てきても不思議ではありません。
そうなると乗務区の管理職や運転指令はどのような対応をするべきかで頭を悩ませることになります。
とにかく何時何分ごろ自社のガード下を車列が通過するのかが分からないので、対応策を練るのも大変だったと聞きました。
ただ本社の一部の人は警備の都合等からある程度のルートや時間は聞かされていたようです。

もし皇室の車列がガード下を通過するとしたら、その時には列車を止めるということが決められました。
おおよその時間から、抑止される可能性のある列車をピックアップし担当する乗務員には当日通告されたようです。
まだ携帯電話がなかった時代ですから、車列の様子を確認する本社の人はトランシーバーか公衆電話で当社の駅に連絡していたのかな。
そして駅から運転指令に状況を報告していたのだと思います。
ひょっとしたら直で運転指令に報告していたのかもしれませんが。
車列が通過するガードを挟んだ両駅に乗務区の助役を配置し、運転指令から状況が報告されます。
あと何分くらいでガードを通過しそうという連絡が運転指令に報告されて、運転指令が該当列車に対して最寄り駅で抑止を指示。
ガード下を車列が通過したことが確認されてから抑止を解除し、運転が再開されたということです。

私はこの日は出番でしたがかなり離れた駅でしたから断片的に聞いただけでしたし、ただ大変だなぁって思っただけでした。