高温でレールが変形

昨日(2021年7月18日)の日本の最高気温のランキングでは、上位7番目までを北海道で占めるというすごいことになっていました。

それも37度以上という真夏日となる高温です。

JR千歳線では新札幌駅構内のレールにゆがみが見つかって、札幌と新千歳空港の間で運転を見合わせる事態となっていたようです。

そりゃレールだって曲がってしまうでしょうね。

 

ご存じのように気象庁(各地の気象台)が発表する気温は、一定の条件のもとに設置された地上気象観測装置で計測しているため、街の中での実測とは違った結果になります。

なのでレールが曲がった新札幌駅構内のレールが敷設されている場所の気温の実測値は、40度なんて軽く超えていたんだろうなって思います。

 

私は電車の車掌と運転士を約30年ほどしてきたのですが、営業線のレールが暑さで曲がったという経験は一度もありません。

関西の私鉄勤務だったわけですがそれほど涼しい地域ではなかったですし、暑さという条件としてはJR北海道の千歳線よりは厳しかったと思うのですが。

 

近年本当に猛暑に見舞われることが珍しくなくなってきており、鉄道車両や駅の施設など旅客が関係する場所に関しては冷房が入っていることが当たり前になっています。

レールに関しては、暑さでレールが伸びるであろう値を考慮して遊間(レールとレールの隙間)が設けられていますが、最近の猛暑ってこれまで想定してきた暑さを超えていますから、この遊間が足りなくなるのでしょうね。

それで今回のJR千歳線のようにレールが曲がって列車が運休という事態に陥るわけです。

 

伸縮継目をすべての線区で採用すれば今回のようなことは起きないはずですが、伸縮継目を導入するには今までの遊間を設けてレールを設置するよりも割高になるんですよ。

だから積極的に導入しようとするのは都市部の鉄道の一部になってしまう。

 

またレールにも様々な規格があって、レールそのものの材質も微妙に違うようですしね。

レール | 建材 | 製品情報 | 日本製鉄
日本製鉄は、1901年八幡製鐵所の創業とともにレールの製造を開始しました。当社のレールは、国内需要の大半をしめるばかりでなく、海外にも大量に輸出されており、その品質の優秀性は、内外から高く評価されています。

 

営業線のレールが曲がったという経験はありませんが、車庫構内のレールが暑さでグニャグニャに曲がっているのを見たことはあります。

遊間が無くなるまでレールが伸びてなお伸びようとしたため、犬釘で止めていたはずが抜けちゃってレールが曲がっていたのです。

車庫の裏手のほうでほとんど車両が入線しない線路だったので、あまりお手入れされていなかったためだとは思います。

復旧させるときにお古のコンクリート製枕木を使ったため、その後はよく留置するのに使われていた記憶があります。

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