ホーム拡幅と配線変更で2日間運休する山手線内回り

JR東日本ってなかなか大胆な工事を実施しますね。

今回は渋谷駅のホーム拡幅とそれに伴う配線変更で2日間にわたって、内回りの池袋~渋谷~大崎間が運休。

山手線ってJR東日本の中でも特に需要の高い基幹路線だと思っているんだけど、そんな重要な路線の一部区間の運転を2日間も取りやめて工事を行うだなんて、私鉄勤務だった私にはなかなか理解できないって感じです。

 

 

私が乗務員時代にもホームの拡張や移設、それに伴う配線変更は何度も経験してきましたが、列車の運転をやめての工事というのは経験がありません。

今までの経験から言うと、ホームの拡幅工事は当初は木張りの仮設ホームを設置して、終電後に少しずつコンクリートを流し込んでいくってやり方がメジャーかな。

配線の変更だって先に新しい線路を敷いておき、仮設ホーム使用に合わせてポイントの切り替えを行って新しい線路に結合する感じだし。

 

 

運休せずに配線の変更を行おうとすればどうしても無理が生じてしまうので、重機が入るスペースを確保するために数mだけホームを削って、停車位置を微妙に変更するなんてことが何度も行われたりしますしね。

そのたびに運転士は新しい停止目標の位置とATS関係の設置位置などを覚えていき、やっと新しい停止位置に慣れたころにはまた新しい停止目標の場所を覚えて・・・を繰り返すんです。

新しい線路先に敷設するときどうしても既存のホームの下に設置する必要があるなんて時も、ホームを削ってすぐに組み立てられる仮設ホームを組んでおき、線路を敷設する夜間だけ仮設ホームをばらして作業を行うなんてこともふつうにありましたしね。

 

 

ただし私が経験したような工法だとどうしても日数がかかります。

終電から始発の間に作業が限定されるし、場所によっては終電後に慌てて仮設ホームを解体して作業を行い、始発が走り出すまでに仮設ホームを組み直すなんてことを繰り返すものだから、そりゃあ数か月に及ぶ工事になってしまいますからね。

そう考えると2日間は運休となるけど作業を集中して行えることから、工事を行うほうにしてみればやりやすいのかなとは思います。

それに木張りの仮設のホームってなんだか安っぽげに見えるし、革靴やヒールの高い靴で歩くとすごく音が響くし、雨の日は滑りやすくなるしであまり良い所はないですよ。

 

 

まぁ2日間も運転を取りやめてでも行わなければならない工事があるというだけで、地方の鉄道からすればうらやましい限りです。

もう青色吐息の会社もたくさんあるのですから。

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