JR福山駅・トイレに紙を設置していないとクレーム記事が出てたけど
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JR福山駅・トイレに紙を設置していないとクレーム記事が出てたけど

「紙なしトイレに不満続出 JR福山駅、乗車人数県内2位にもかかわらず」

という記事が中國新聞で掲載され、Yahoo!ニュースには「「トイレに紙置いてないとか罠だ」 福山駅の対応に不満続出 JR西の言い分は…」とのタイトルで転載されたので記事を見かけた方もいらっしゃると思います。

「JR福山駅のトイレに紙が備え付けられていない。使うたび焦る」と45歳の主婦の方が中國新聞に投稿したのでしょうね。

 

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いまどき駅の改札内のトイレにトイレットペーパーが設置されていないなんてあり得ないだろうと記事を読んでいくと、この記事に書かれているトイレは福山駅の改札の外のトイレ。

トイレの設置は駅という事もあってJR西日本ですが、改札外のトイレという事でJRを利用している人のためのトイレというよりは、JR利用者を含む誰もが利用ができる公共のトイレという位置づけになりますね。

 

 

私が駅勤務をしていた1980年代前半は、改札内のトイレであろうとトイレットペーパーを設置している駅はごく少数で、トイレの前に設置している機械で紙を購入するか、駅の売店でポケットティッシュを購入するか、日ごろから財布やハンカチなどと一緒にポケットティッシュを持っているかしないと、トイレに入ってから困るというのが当たり前の状態でした。

当然ですが改札外の駅の施設のトイレにトイレットペーパーが備えられていることはなく、紙を販売している機械も設置されていませんでした。

それだけではなく、駅のトイレって改札内に設置されているものでもキレイではなく、改札外のトイレなんてそれはもうねぇ・・・

改札内のトイレにトイレットペーパーが設置されだしたのは、早い地域で20年ほど前だし、関西の私鉄なんて2010年頃からですから、ホントに最近の出来事なんですよ。

 

改札内のトイレには紙の自動販売機がほぼすべての駅に設置されていましたが、紙の自販機の管理は駅(駅員)ではなくて清掃などを請け負っている会社で、駅側はノータッチ。

たまに紙の自販機のトラブルでクレームを言ってくる方もいますが、駅としてはとにかくその場で返金して謝っていたけど、そのあとすぐに清掃を請け負っている会社へクレームを入れていたって感じでしたから。

 

 

この新聞記事には

「駅は街の顔だ。もし観光客がトイレで嫌な思いをすれば水に流してはくれないだろう。県内第2の都市は、おもてなしの姿勢を問われている。」

もちろんそれは分かるんだけど、私企業であるJRが維持や管理を行っているのに、さらにトイレットペーパーの設置の費用まで求めるのはさすがにどうなのかなって思うんですよね。

別に鉄道会社側の肩を持つわけではないけど。

JRとしてはJR利用者に対して改札内のトイレを快適に利用できるようにするのが第一、改札外のトイレは公共性やら観光客対策として考えるのならば、すでに場所の提供と維持をJR側が請け負っている状態なのですから、それ以上のこと(トイレットペーパーの設置や紙の自販機の設置など)は市や観光協会などが受け持つべきじゃないのかな。

 

改札外でだれもが自由に使えるトイレとなると、防犯面での心配もどうしても付きまといます。

トイレットペーパーを持ち帰られたり燃やされたり、便器や水洗金具などが破壊されることもありますしね。

これらの管理を含めてすべて鉄道会社側に負担させるような論調はさすがにどうなのかと思いますが。

 

 

ただトイレに紙が設置されていれば助かるのは事実。

何とかしてほしいという気持ちも分かるんだけど。

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