東海道新幹線で架線切断による長時間運転見合わせ
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東海道新幹線で架線切断による長時間運転見合わせ

12月18日13時ごろ、豊橋~名古屋間で停電が発生。

原因は安城市内で発生した架線切断が原因で、復旧作業は15時半に開始し復旧終了と運転再開は17時だった。

新幹線で架線が切断する事故って珍しいなと思っていると、朝日新聞には2010年1月にも横浜市内で架線が切断する事故があったと報じられていたり、東北新幹線では2011年1月15日に小山駅で摩耗や劣化が原因とする架線切断があったと日経新聞で報じられていますが、それでも10数年に一度起こるか起こらないかの事故なんだなと改めて思ってみたりしたのですが、少しだけ調べると、東海道新幹線では2017年6月に大阪府高槻市でセクション部分で停止したことが原因で溶断する事故が起きていますが、それでも多いとは言えないのかな。

 

現時点(2022.12.19.am700)で事故原因は報じられていませんので何とも言えませんが、架線が切断する事故は外部要因が多いような気がしているのですが、東北新幹線のように架線の劣化によって起こることもあるし何とも言えないですね。

ただざっと考えてみても、パンタグラフの故障によるものや、架線に引っかかっている飛来物をパンタグラフが接触し通過することで起こるもの、あとは電気の切替区間(セクション)をまたいで停止することで溶断することもあるし。

 

自分が担当している時に架線が切断したというトラブルはなかったのですが、一歩間違えれば切断に至っていたというケースには一度だけ遭遇しています。

パンタグラフ シングルアームでも強度は十分というけどという記事にこの時のことは書いています。

架線の金具(曲線引装置)が何らかの原因で外れ、そこを列車が通過したことで起きたものでした。

架線は切れずに済んだけど、パンタグラフは数基が変形するという故障に見舞われています。

故障したパンタグラフによって別の区間で架線が切断されずによくすんだものだと思いましたが、この時の私は古い車両の古いパンタグラフのおかげで助かっているし、そそくさと退勤したおかげでダイヤ乱れが収まるまでの居残りからも逃れられてラッキーでしたけどね。

 

架線に限らず鉄道の設備関係のトラブルは保守点検をきちんとしていても起こってしまうものだと思います。

これまでの知見では50年はもつとされてきたけど、実際には30数年で劣化して故障したという事例が2011年の東北新幹線の架線切断事故です。

それだけに何とも言えませんが、もしも2010年の横浜市内で起きた架線切断の時のように人為的なミスだとすると、ちょっとまずいことになるかもですね。

※2010年の架線切断は新幹線のパンタグラフの部品を交換した際にボルトを付け忘れていたというミスに起因する

 


トロリー線を吊るしているハンガーと呼ばれる金具の下部が折損し、言ってみれば吊架線からぶら下がっている状態に。

その箇所がセクション内であったため、並行している別のトロリー線に接触して架線を溶断したようです。

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