イビキ部屋

私が入社した頃の駅は2人泊りが標準でしたが、駅に2年いる間に徐々の1人泊りの駅が多くなっていきました。

いわゆる合理化のためですね。

ちなみに駅と呼んでいますが、たとえば南改札口と北改札口のように複数の改札がある場合にはそれぞれの改札ごとに人員が配置されており、内々では〇〇南とか〇〇北(〇〇は駅名)のように別の駅のように扱っていました。

私が配属されていた駅管区にはこのような複数の改札がある駅が多くありましたし、駅長(管区長)所在駅は複数の改札要員のほか、信号士や助役、首席助役など多数の人間が寝泊りしていました。

そして困ったことに大部屋だったのですよ。

 

当時の駅員ってお酒を飲んでから寝る人が本当に多くて、飲みすぎたりするとイビキがひどくて他の人間が眠れないこともあったのです。

お酒にかかわらず太めの人は年中イビキがひどかったですけどね。

それで一般の大部屋とは別にイビキ部屋という大部屋も用意されていて、イビキがひどい人はそちらの部屋で寝ていました。

ただあくまで仮眠の施設ですので壁も薄く、イビキ部屋が隣だったこともあって聞こえてきちゃうのですよ。

それでも壁越しのイビキですから少しは眠れたかな。

 

 

困ったのが駅長所在駅以外の寝室です。

1人泊りならばいいのですが、2人泊りだったり、複数の改札があるものの一部屋で寝るときですね。

スペースの関係でイビキ部屋が無いため一緒の寝室になっちゃいます。

中にはイビキって感じではなく、地鳴りって感じの人もいるんですよ。

イビキ部屋で隔離されていれば、聞こえてはくるもののウトウトとはできるんですよ。

ところが真横で地鳴りがしているとウトウトともできません。

一瞬静かになったときに眠れたらいいのですが、なぜだかイビキが聞こえてこないのが気になって

「死んでない?」

気になっているうちにまた地鳴りがしだして、気付いたころには起床時間になっている。

そして地鳴りを一晩中撒き散らかしていた人は

「ああ、よく寝た♪」

って気持ちよさげに起き上がる。

軽く殺意を覚えることもありましたよ(笑)

 

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