置き石というか・・・沿線の工事現場で石が転がってきて

今でも置き石をする子供っているのかな?
最近では高架化や地下化少しずつ進展しているし、地平の線路も昔とは違って線路沿いにフェンスを設置するなどして、容易に入りにくい形状になっているから置き石も減っているのかな?
昔は置き石も多かったし、レール上に硬貨を置く子供もよくいました。
車輪で踏まれた硬貨は押し伸ばされて、小判のような形に変形してしまうのです。
ちなみに硬貨を踏みつけたとき、運転室内には“キーン”というような甲高い金属音が響いてきました。
置き石の場合は一瞬車体が浮き上がります。
石を砕く音よりも、浮き上がった車体がレールに戻ってくるときの衝撃音のほうが大きいような気がします。
でも置き石より濡れた週刊誌のほうが怖かったですが。。。

 

 

古い電磁直通ブレーキの車両を運転していた時です。
沿線の小高い山というか丘を崩して、おそらくですが住宅地にでもしようとしていた工事現場でのこと。
線路のすぐ横は草が生い茂った山のような状態だったので、フェンスなどは設置していません。
ただ工事に伴って列車監視員が監視はしていました。
小型のショベルカーで小高い山を削っていくのですが、時折山の土がレールのすぐ横の辺りまで滑り落ちてきていたのが気にはなっていました。

土に関しては乗務区・会社を通じて工事施工会社へ申し入れを何度か行っています。

 

 

その日はやけにレールのそばで作業をしているように感じました。
作業は下りの線路側で、私がこの日最初に見たのは上り列車を運転してこの現場を通過したときです。
列車監視員が下りのレールに足をかけていたようにも見えたのですが。

下り列車でこの工事現場に近付くと、汽笛を鳴らす前に列車監視員が線路から離れていくのが見えました。
感心、感心なんて思いながら前方を見ていたのですがどうにも作業員が慌てているようにも感じ、その工事現場を通過する時には
“ドーン!ドンドンドン!”
というかなりに衝動が伝わってきました。
もちろん即座に非常ブレーキを入れて停止し、運転指令へ大きな衝動音がしたので緊急停止したことを伝えました。

私は乗務員室から線路上へ降りて工事現場に駆け寄りました。
列車監視員は
「ご苦労様です!」
ってニコニコしながら話しかけてきましたが、作業員たちは皆が軍手を外して
「すいません!」
と謝ってきます。

 

 

土がレール上にまで滑っていき、その土をシャベルで除去しようとしていたが間に合わなかったとのこと。
土には石も混ぜっており、私はその土や石を踏みつけてしまったのでした。
この現場にはなぜだか特殊信号発光機や電着煙管(電気によって着火する信号炎管)の設置がなく、非常時には列車監視員が手旗によって運転士に危険を知らせる必要があります。
なのにこの列車監視員は手ぶらで立っていたという、なんともお粗末な監視役だったのです。
直線でしたがこの現場は60㎞/h程度しか出さない場所だったので、手旗を振れば十分現場までに停止は可能。
幸い脱線など大きな事故にはなりませんでしたが、その後その現場で工事が進められることはありませんでした。

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