車掌の停止位置目標と限界表示
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車掌の停止位置目標と限界表示

すいません、かなり適当なタイトルです。

私が車掌をしていた昭和50年代、私が勤務していた会社では車掌が停止位置を確認するための表示というものがありませんでした。

それこそ車掌の見習時代に、〇駅上りの○両は乗務員室が駅名標の真ん前に来る、○両の場合はホームのつなぎ目あたりが真ん前に来る、みたいなことを徹底的に頭に叩き込んでいきました。

今は会社によっては車掌が乗務する乗務員室付近のホームに停止位置目標っていうのかな、編成両数を表す数字や編成両数を表すラインを色を変えて表示しているようですね。

1m前後のズレならば車掌が乗務する乗務員室から十分見れますし、車掌にすれば安心してドア扱いを行うことができます。

 

 

車両後部の位置がこれ以上前方へずれると先頭車両の一番前のドアがホームから外れるという、限界位置を示す表示は昔からありました。

一般的には限界表示っていうのでしょうか?

私が勤務していた会社では通称「車掌限界」とか「車掌停止目標」なんて言い方をしていました。

正式名称は・・・何だったっけな・・・

そのラインを超えて停車した場合には、先頭車の一番前のドアがホームから外れているのでドアを開けてはいけない、という車掌が確認する限界ラインですね。

 

昔の運転士は無茶苦茶な突っ込み方をする方が多くて、よく車掌限界のラインぎりぎりに止められることが多くて難儀したんですよ。

もうすっぱりと車掌限界を超えてくれていたら

「あ、滑ったな(過走したな)」

とすぐわかるので開けることはありません。

困るのが車掌限界が中途半端に乗務員室の真ん前にある時です。

「これはセーフなのかな?アウトなのかな?」

と思ってドアを開けるのを躊躇していたら

「早よ開けんかい!」

ってインターホンで運転士に怒鳴らるんですよね。

※怒鳴る前にお前がきちんと止めろバカ!といつも心の中で思っていましたが。

 

 

私の会社って結構いい加減で、この車掌限界が書かれている位置が統一されていなかったりしました。

私が車掌をしていた頃は、車掌限界の表示が車両の端を超えるとドアを開けるなと指導されていたのですが、ホームによっては乗務員室の真ん前に車掌限界が来た時点でアウトのホームもあれば、車両の端をさらに1m近く超えるとアウトっていうホームもあったので、車掌としては迂闊にドアを開けられなかったんですよ。

さすがに今はきちんとメジャーで測って設置しているとは思いますけど。

 

一応決まりとして、先頭車両の一番前のドアがホームにかからない時は、停止するまでに運転士が車掌に対してベルを乱れ打ち(乱点ベル)することになっており、運転士の見習の時にホームを過走(いわゆるオーバーラン)させてベルを打ちまくるっていう練習もしました。

だからインターホンで運転士が怒鳴ってくるときは

「ベルも送ってないのに、なんですぐドアを開けへんのや!」

って運転士の側も怒っていたのでしょうね。

 

 

なので運転士が過走させてホームから車両が飛び出てるのに、車掌がドアを開けるっていうのがいまいち理解できず。

今は運転士が“ドアを開けるな!”とベルやブザーで合図を送るなんてことはしないのかな?

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