高齢ドライバーの免許返納は職業ドライバーも含まれているの?
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高齢ドライバーの免許返納は職業ドライバーも含まれているの?

あくまで個人的な意見

高齢に伴い運転免許証を返納(申請による運転免許の取消)する方も少しずつは増えているように感じますが、地域によっては免許を返納すると買い物や通院に支障をきたすために、どうしても返納は難しいケースもあります。

都市部に住んでて公共交通機関が発達していたら免許を返納しても支障がないかもしれませんが、地方では鉄道もバスも不便だし、そもそも自宅から乗り場までどうやって行くのかという問題もあります。

でも一般ドライバーの前に職業ドライバーの免許返納について考える方が良いような気がするのですが。

 

 

高齢ドライバータクシーによる事故

この記事を書いているのは2023年3月25日ですが、「タクシー 事故」で検索した直近10日ほどの結果のうち、タクシー側に非があると思われる事故を列挙してみました。

22日夜高知市で住宅にタクシーが突っ込む事故 運転手と家にいた女性がケガ 運転手は80代
アクセルとブレーキの踏み間違いはしていないと供述

20日午後1時10分ごろ大阪市でタクシーが暴走し逃走 4人死傷 運転手は74歳

18日午前1時ごろ広島市 横断歩道を渡る人をはねて重体 運転手は73歳
車側の信号は黄色の点滅で歩行者側の信号は消灯

17日午後7時40分ごろ鹿児島市、軽乗用車と物損事故を起こし逃走 運転手は62歳
基準値を超えるアルコールも検知

 

高齢者とは65歳以上の方を指し、 65~74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼んでいます。

このうち鹿児島市での事故は年齢は関係なく飲酒運転をタクシードライバーが行っているものなので言語道断ですが、高知市の事故は単独事故で民家に突っ込んだもの。

大阪市の事故は事故発生後に逃走を図った卑劣なもの。

広島市の事故は横断歩道手前での安全確認を怠ったもの。

一般ドライバーの場合は高齢者と若年層が事故を起こすケースが多いようですが、タクシードライバーは普通免許取得後3年以上経過した21歳以上で、二種免許を取得する必要があります。

このためタクシードライバーは若年層の割合が低く中高年以上がどうしても多くなり、事故を起こす確率はどうしても高齢者のほうが高くなるようです。

 

高齢一般ドライバーより高齢職業ドライバーの対策

二種免許が必要なのはお金をもらってお客さんを運ぶ場合で、人様を命を預かっているわけです。

そう考えると高齢者の免許返納促進はタクシーやバスなどのドライバーが先のような気がします。

あくまで私個人の考えですが、例えば二種免許の部分だけを65歳になったら返納し、65歳以降は一種免許だけといった運用ができればよいと思うのです。

 

長年タクシーやバスを運転してきて、無事故無違反で過ごしてきたドライバーからは反感を買うとは思いますが、一般ドライバーだって無事故無違反で過ごしてこれたけど、加齢に伴う判断力や瞬発力の低下によって事故を起こすケースも相当あると思います。

若いうちはアクセルとブレーキを踏み間違えても、とっさにペダルを踏み変えることができるのですが、加齢によって若いころよりとっさの行動に時間がかかるようになってくるでしょうし、それはプロのドライバーでも同じでしょう。

そしてお金をいただいて運んでいるというプロだからこそ、問題がないうちに免許の返納を行うべきだと思うのです。

そのためには制度として、二種免許の部分だけ返納が可能にしてもらいたいのです。

 

鉄道の運転士

都市部の鉄道では自動運転やドライバレス運転などが今後急速に広まってきそうです。

鉄道会社では今のところ60歳定年や雇用延長で65歳までという会社がほとんどですが、会社によっては運転士は60歳までとか、60歳以降も運転はできるが仕業(シフト)の制限や乗務できる路線を限定するなどの対策が取られています。

鉄道の運転士は法令上は何歳であっても運転可能で、今は会社側が定年とか乗務定年といった区切りを設けて運用しています。

ただ鉄道業界も人手不足は深刻で、地方私鉄などでは運転士の募集が求人サイトなどで行われているほど。

地方の私鉄だと給与水準も低いうえに、どうしても都市部で働きたいという理由から若年層が集まりにくいという部分もあるし、運転士の欠員補充なので毎年定期的に採用を実施するというものではないし、即戦力を期待していることから求人サイトで動力車操縦者免許を持っている人を募集することが多いようです。

このような状態が続けば、今後は地方の鉄道では高齢の運転士が増えていくのではないでしょうか。

私は今60歳(1962年生まれ)で甲種動力車免許を持っていますが、何も無ければ列車の運転は可能だと思います。

でもとっさの行動が若い時と同じようにできるのかといえば、まず無理でしょうね。

高速道路で80キロ出すのと、鉄道車両を80キロで運転するのとでは神経のすり減り方がまったく違いますから。

 

タクシーやバスのプロドライバーだからこそ高齢の域に達するころまでに免許を返納していほしいと思うのですが、これは鉄道の運転士も同じです。

人様の命を預かって運ぶという仕事だからこそ、一般のドライバーよりも年齢にょる制限が必要ではないのかなと思います。

バスもタクシーも鉄道も、地方を含めてすべてが自動運転化になるのはまだ相当先のことですから。

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