JR東日本が乗車拒否?伊是名夏子さんのブログから思うこと-2

前記事の続きです。

私なりの想像の域を超えませんが、まだまだ思うことがあったので書き綴っていこうと思います。

JR東日本が乗車拒否?伊是名夏子さんのブログから思うこと-1
伊是名夏子と言う方のブログ(エッセイ?)が賛否両論を巻き起こしています。 タイトルからして「JRで車いすは乗車拒否されました」ですから、そりゃ様々な意見が出てくるでしょう。 このブログの内容を要約すると 小...

 

 

「小田原駅で伊東線の来宮駅に行きたいと伝えると、当初は乗車の15分前に来てほしいと伝えられた」

これは乗車希望の列車出発時刻の30分前に小田原駅へ到着し、改札の駅員に伝えたようですね。

 

そして出発時刻の15分前に小田原駅の窓口へ行くと

「案内にしたがって15分前に行くと今度は来宮駅は階段しかない無人駅なので案内(介助)できない、よって熱海駅までで良いかと言われた」

 

2度目にこの車いすの方が来るまでに、小田原駅は来宮駅を管轄する熱海駅へ連絡をしているはずです。

「(列車番号)○○で熱海経由で来宮まで電動1台の要請が来ています」

私がいた会社ではこんな感じで先方の駅へすぐ電話連絡していたので、おそらく今回も同じように熱海駅へ連絡を入れているはずです。

そして熱海駅からは

「今日そんな予定はなかったはずだけど、急に来られたのかな?来宮は無人で階段があるし要員の都合がつかないかもしれない」

小田原駅と熱海駅との間でこのようなやり取りがあって、小田原駅としては熱海駅まででも良いか?と尋ねることになったのでしょうね。

 

それと最初に乗車の15分前に来てほしいと言われたとのことですが、これは前もって電動車いすでの乗車希望が駅に通知されていると思った改札の駅員が言ったことですね。

乗車する列車を改札の駅員に伝えたため、改札の駅員としては行き先も乗車希望の列車も前もって駅へ通知していると思ったためです。

車いすの方だけではなく、幼稚園や学校からの遠足などの学校団体などを含めて、乗車したい列車があらかじめ決まっている場合はほとんどの場合事前に連絡があります。

混雑の激しい列車は避けたいとか、駅側の都合はどうなのかを聞くためですね。

駅で勤務していると分かりますが、車いすの方が通知なく来られるときに乗車したい列車の時間を指定してくることは皆無で

「○○駅へ行きたい」

としか伝えてこないものです。

乗換えが必要な場合は乗換えに必要な時間を考慮してダイヤを調べて、車いすの方に提案します。

 

また毎日のように決まった時間の列車を利用される車いすの方の場合、行き先や乗車する列車の時間なんて伝えてきません。

「こんにちは、よろしくお願いします」

駅側も把握しているから下車駅に対して

「いつも車いすの方です、〇号車の〇番ドアです」

としか連絡しないですからね。

 

 

結局は1時間ほど押し問答があって、とりあえずは熱海駅まで乗車した。

熱海駅へ着くと手配できないと言われていたのに駅長以下4名の駅員が待っており、来宮駅での階段の上り下りを手伝った。

このことについて伊是名夏子さんのブログでは

  • 小田原駅と熱海駅が言うことまったく違ったところ
  • どうして急に熱海駅の対応が変わったのか

と綴っていますが、これなんて簡単な理由ですよ。

小田原駅でバリアフリー法や障害者差別解消法を持ち出してきたり、合理的配慮とか対応する義務があるなんて持ち出してきたからですよ。

ふつうの車いすのユーザーの方が法律などを振りかざすことはしない。

この手の言い方をする人たちの多くは、特定の政党の支持者又は政党の人間など特定の政治的思考が強い人または宗教関係の方、あとは一部の障害者の団体の方たちです。

こういうことを書くと反発してくる方もおられるかもしれませんが、鉄道の現場で長い間働いた者の実体験として書いています。

たった2年間の駅勤務の間にこれらの方々からの苦情というかクレームと言うか言いがかりと言うか、とにかく頻繁に受けましたから。

※前回の弊ブログに声のでかい人と書きましたが、そういうことです。

 

通常の駅から駅への連絡(窓口レベル)ではなく、小田原駅の駅長など管理職が熱海駅の駅長または管理職に対して連絡したわけですよ。

「ちょっと声の大きな方が電動車いすで来宮へ行きたいって言ってる」

 

そして熱海駅の駅長または管理職が判断したわけですよ。

「これは言うことを聞いておかないと大変な目に遭うぞ・・・」

 

そして本来のシフトに穴をあけるかたちで駅長を含む4人が来宮駅での介助に当たったわけです。

駅長が介助を行ったのがミソで、本来のシフトが手薄になっているものの駅長判断で3人を指名した。

手薄になったシフトのために別の問題が発生した場合は駅長が責任を負う、そんな覚悟の下での車いすの介助になったわけです。

そうじゃなきゃ駅長が直々にやってこないですから。

翌日はシフトの差替えや、場合によっては明け番の人を残すか早出さすかなどして対処したと思いますよ。

 

小田原駅の駅員に来宮駅での介助に加わるように車いすの方が言い、小田原駅の駅員が管轄外だからできないと断っていますが、これも当然なんですよ。

小田原駅と熱海駅はともに駅長がいる管理駅(私がいた会社では管区長所在駅と言っていました)で来宮駅は熱海駅の管理下にある駅です。

旅客に言われたからと言って、他の管理駅が管理する駅へ行って勝手に仕事をするだなんてできるわけがない。

もちろん小田原駅と熱海駅の両駅長が指令すれば可能ですけど、そう簡単にシフトを崩すこともできません。

働いている方ならばすぐわかることだと思いますが、客に言われたからと言って他の部署にいきなり行って仕事することなんてありませんよ。

家電量販店でもそうですよね、店員にテレビのことをたずねたら他の店員を連れてくることがありますけど、最初にたずねた方はテレビの担当者ではなかった。

それと同じです。

 

 

日本のすべての公共施設がバリアフリー化されれば良いのですけど、特に鉄道に関しては難しい。

駅をバリアフリー化するどころか、何とか路線を残して営業しているところがいっぱいある。

実際のところそういった赤字路線の駅のバリアフリー化なんてするんだったら、廃線を選びますよ。

それを避けるために配置人員を減らしたり無人化を進めているのですから。

 


今現在も駅員が1人でもいてエレベーターなどバリアフリー化している駅では事前連絡なしでも乗車できます。

ただ無人駅やバリアフリー化していない駅の場合は事前に連絡してもらわないと、要員の関係で相当な時間待ってもらうまたは応えることができない可能性があります。

しかし東ちづるさんの意見を実現するには何かの犠牲が必要になるんですよ。

運賃を数倍とか数十倍値上げして無人駅をなくし全駅をバリアフリー化してその理想を実現させるか。

増税で資金を賄って無人駅をなくして全駅をバリアフリー化してその理想を実現させるか。

赤字路線を徹底的に廃線して、利用者が多くて儲かる路線だけをバリアフリー化して残すことで理想を実現させるか。

 

理想論を語るのは勝手で良いのですけど、もっと現実を見る必要があるのではないかと思いますよ。

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