速度計が故障すると運転できなくなる?

2年ほど前に“速度計の故障”というタイトルで記事を書きました。

いま改めてその記事を読んでみると、なんか中途半端な状態で書くのをやめてそのままアップしています。

ドラムスイッチを動かすと停車中なのに針が0Km/hから40Km/hくらいまで跳ね上がるが、前位置にすると速度計の針が0Km/hからまったく動かないという内容でした。

その時の車両は抵抗制御で電磁直通ブレーキという、今となっては古い車両でした。

しかし速度計とドラムスイッチって本来は連動しておらず

(最近の車両は関連しているのかな??)

ドラムスイッチを動かすだけで速度計の針が動くだなんて、故障以外の何物でもありません。

でも私は運転指令に連絡するほどのことではないだろうと思い、速度計が動かない状態で運転を続けました。

 

 

昨日ネットニュースで、「速度計が不調だ」と運転士から運転士指令に報告があったものの、車両を確認したが異常は見られなかった。

しかしその車両での運転を打ち切って乗客約800人を別の電車に移したという記事がありました。

(2020年11月12日 JR西日本 山陽本線兵庫駅)

たしかに機器の故障なのですから運転指令に報告はするべきですね。

なので私の取扱いは間違い・・・

でも車両の状態を確認したが異常は見つからなかったのに、その車両の運行を打ち切ったというのはどうなのかなぁって思うんです。

 

ただ速度計が故障すると速度の検知ができなくなって、ATSの動作に影響が出ることもあります。

実際のところ、速度計の針が一切動かない電車を運転したことが数回ありますが、ほぼすべてのATSはノーチェック状態。

130~140㎞/h出したってATSは動作しないし、注意信号機の速度制限だって超えて突っ込んでもATSは動作しませんから。

でも終端駅や赤信号の手前などでは速度計に関係なく実際の速度を検知しますから、ATSによって完全停止させられますけどね。

 

 

ATSの関係から言えば、速度計が故障すれば影響がかなり出ます。

でも運転士って速度観測とか速度調節の試験をクリアしているハズ、試験項目にありますからね。

速度計を隠した状態で現在の運転速度が分からなきゃいけないし、速度計を隠した状態で指示された場所までに指示された速度まで落とさなきゃいけない。

っていうことで、本来速度計なんて無くても運転できなきゃダメなんですよ。

 

速度計が不調だという連絡を受けた場合は運転を打ち切るのではなく、監督者などを添乗させて運転すればいいと思うんですよね。

本来ならばATSが動作するべき事象なのに運転士が気付かず制動操作をしなかった場合でも、添乗者が横から非常ブレーキ!なんて感じで指示すればいいのですから。

安全最優先だからと言われればそれまでですが、しかし監督者を添乗させれば列車の運行を取りやめずにそのまま運転継続できて、お客さんへの影響も最小限にとどめられるのですけど。

こういう考え方は古いのかなぁ・・・

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